安丹あんたんかぐら神楽               鶴岡市文化財指定

  安丹神楽  年間行事

  1月1日  全戸を舞い歩く。

   3月17日  春祭り

   7月第2日曜日  夏祭り     神子舞、獅子舞の祈祷

   8月14日     愛宕神社宵祭り  神子舞、獅子舞、剣の舞の祈祷

   9月第1日曜日  厄除祭り   厄除様の前で神子舞、獅子舞の祈祷
 安丹の春祭り    3月17日

                       9:30〜 愛宕神社にて神事
                       10:30〜 安丹公民館にて神事
                       13:00〜 安丹公民館にて安丹神楽 上演

  子供のころから春が近づくと家の座敷で
 神楽の練習が始まった。そのころは萱葺きの家で
 母屋の中には馬小屋が一緒だった。にわとよんでいた土間もあった。

        

 酒井藩からの許可状     
酒井藩からの許可状
 
 今から約150年前、江戸時代の末期 安政6年(1859年)安丹近郷にコレラが流行し多くの命が失われた。当村では若者たちが藁を持ち寄り獅子頭と幕を作って神楽にし、疫病退治のためにまった。そのため疫病は蔓延せずすんだ。
 以来若者たちによって今日まで舞い続けられている。
 安丹天満宮
     天神様と鳥居 天神様全景 天神様に収められている獅子頭
  安丹神楽は安丹地内に在住の35歳未満の青年によって伝承されている。獅子舞行
 われるのは元旦の全戸祈祷、7月1日の夏祭り、8月14日の愛宕神社の夜祭、9月2
 日の厄除祭り。3月17日の稲荷神社の祭りのときはすべての演目が演じられる。
  以前は各戸順番に回る当屋制で行われ昔ながらのご馳走で祭りを行っていたが公民
 館の完成とともに会場は固定された。前は千安、丹波、千安と3回上演された。
春祭りの演目
神子舞 神子による清めの舞。
獅子舞 獅子舞は割合元気の良い舞です。
剣の舞 「ありがたや、伊豆の尾張の御神の
 御剣の御徳あらわして
  今も太平安楽に
  納まる御世の印にぞ
   御剣の御舞を今ここに
    上々めでたく舞を納む」の
謡が入る。
笑福  「ちょんべ」が「あねさま」に絡む滑稽な
舞い。終盤には道化獅子も入ってくる。
会場にいる若い女性は注意して。この「ちょん
べ」女の子が大好き。それでもサービス精神
旺盛。着物にたかった蚤を来場者に振舞う。
是非ご賞味あれ。
万歳 御万歳当屋、お家も栄えるますます。
  御国は蓬莱鶴ヶ岡 世々も栄える亀が崎
 松山竹田の里までも梅や桜の花盛り
  事には鎮城鬼門にあたりて山王権現
    御側には御手洗の池の中には弁財天
鶴と亀との舞い遊び 中にて千鳥が酌をとる
 今日の祝いの寿に謡えや謡え君が代は
   千代に八千代に細石、巌となりて苔の蒸す
 千秋楽との数知れづ 千秋楽との限りなし。

なんとも滑稽な掛け合い万歳である。

松茸取り 若い娘が山に行って松茸を見つける。
この松茸はちょっとおかしい。笛に合わせて
動く。娘が不思議に思って触ってみたらアーラ
不思議。急に大きくなって娘に向かっていく。こ
の娘、松茸より上手。難なくとって大喜びで持ち
帰る。



在りし日の酒井忠明氏と

春祭りの公民館で


   安丹神楽150周年祭
2009−11−22(日)   安丹公民館にて
  神楽会員、賛助会員、神楽会OBが参列、
   祈祷は現会員で行い余興の部はOB主体で演ずる。
日本の祭り

H17.10.15 「第13回地域伝統芸能全国フェスティバルやまがた」 出演
                                        酒田市 「希望ホール」


 安丹神楽を紹介しているサイト  

       安丹の春祭りを楽しく紹介

 表彰の記録    
             
    丸高歴史文化賞受賞 鶴岡市文化財指定          文化財愛護川崎皓良賞受賞

 紹介していただいている書籍     
  庄内の祭りと年中行事
 2001年1月30日
      初版発行
    無明舎出版

  安丹神楽の詳細     を多くの写真入りで
紹介。
民族学者の梅木寿雄氏が執筆。
鶴岡の民族芸能
平成11年2月発行
発行 鶴岡市
         教育委員会
 編著 梅木寿雄
 印刷 鶴岡印刷
 テレビの撮影風景   
30年も前、まだ11PMがあったとき大阪で「松茸取り」のロケ。
安藤孝子、藤本義一が担当だった。地元には放映されなかった。




   新聞に掲載
10-3-18庄内日報 10-3-18  山形新聞

コミュニティーしんぶん 朝日新聞 山形新聞 庄内日報
山形新聞 読売新聞


 安丹あんたんとは何? 

 アンタンて いったいなんだろう。
 なんとも不思議なひびき。
  ここは出羽の国、鶴岡の片田舎。
   不思議な不思議なところである。
安丹は地安村(千安村ともいう)と丹波興屋村
とが1876年に合併してできた。ここは京都の
落人が開いたといわれ、大山の武藤家が、1507
年曹洞宗の龍蔵寺を創建した。1588年武藤家と
最上家の戦い、十五里が原の合戦の舞台になっ
た。最上軍の武将、草刈虎之助がこの地で果て、
八幡様として祀られている。この時の合戦で死傷者
が多く出、村の西を流れる千安川が血流川とも言わ
れた。
 また、安丹には有名な獅子舞の神楽がある。185
9年この地域でコレラが大流行し多くの人命が失われ
た。そこで村人達は藁で獅子頭を作り,村中を舞い一
人の死者も出さずにコレラを防いだ。
史跡 十五里が原古戦場跡
 昭和52年 鶴岡市文化財指定
 昭和55年 山形県文化財指定





 
                     
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