だだちゃ豆の栄養


 「だだちゃ」に 血圧降下に効果のGABAが豊富 2005.12.16山形新聞よ

図1 2007・12・16山形新聞 図2  品種毎のGABA含有量

 山形大学の阿部利徳の研究によってだだちゃ豆の一部の品種にアミノ酸の一種GABAを
多く含んでいることがつきとめられた。
 GABA(γーアミノ酪酸)はヒトの脳や脊髄に存在する神経伝達物質で @血圧降下 A空腹時
血糖値の改善 B中性脂肪の低減 C脳内血流の活性化 D精神安定 などの効果があると
されている。
 図2によるように2品種に特に多い。
来年はこの2品種を皆様にお届けしたいと考えている。


 「だだちゃ豆のおいしさ」の秘密  阿部山形大学農学部教授の研究から

 鶴岡特産のだだちゃ豆のおいしさの秘密が解明された。うまみ成分の遊離アミノ酸を
多く含みタンパク質の成分バランスが優れていることが科学的に実証された。
 だだちゃ豆のうまみ成分となる遊離アミノ酸の含有量は1グラム当たり11.0ミリグラムで
一般の枝豆の約3倍。また、甘みに関係するアラニンも多く、グルタミン酸、アスパラギンも多い。
 ショ糖は他のものの2倍と高くこれがおいしさの秘密です。


 「だだちゃ豆の栄養」の秘密 

 だだちゃ豆は栄養学的にも優れたものです。とくに葉酸がどんな食物よりも多く
含まれています。「葉酸」はビタミンBno一種で「造血ビタミン」とも呼ばれている。
この葉酸は心筋梗塞や狭心症などに効果があり、この摂取量の多い人は虚血性
心疾患の発症頻度が少なく、動脈硬化性疾患を予防する。
 このほか大腸がんをはじめとする各種の癌、うつ病、アルツハイマー病などを予防する
効果が期待されている。また細胞分裂に関与するため妊娠中の方には大事なものである。

 だだちゃ豆に含まれているアミノ酸は肝機能を回復させる働きと、夏ばてを改善する効果がある。 

  だだちゃ豆とメチオニン

 だだちゃ豆にはメチオニンも多く含まれています。
メチオニンは肝臓機能の強化の働きがありアルコールの分解を促進します。
 それでビールとだだちゃ豆はとっても良い組み合わせです。