安丹は地安村(千安村ともいう)と丹波興屋村
とが1876年に合併してできた。ここは京都の
落人が開いたといわれ、大山の武藤家が、1507
年曹洞宗の龍蔵寺を創建した。1588年武藤家と
最上家の戦い、十五里が原の合戦の舞台になっ
た。最上軍の武将、草刈虎之助がこの地で果て、
八幡様として祀られている。この時の合戦で死傷者
が多く出、村の西を流れる千安川が血流川とも言わ
れた。
また、安丹には有名な獅子舞の
神楽
がある。185
9年この地域でコレラが大流行し多くの人命が失われ
た。そこで村人達は藁で獅子頭を作り,村中を舞い一
人の死者も出さずにコレラを防いだ。
今は東村(丹波)9戸、西村(千安)13戸、村上10戸で安丹町内会を組織している。
国道112号線を西に進むと街道沿いに芳村捺染、大渕商店、安丹食堂などが建ち並ぶ。
鶴岡から西走して安丹食堂の先を右折すると、千安、丹波に行き着く。
安丹とは
新潟
仙台
山形
鶴岡
あんたん
アンタンて いったいなんだろう。
なんとも不思議なひびき。
ここは出羽の国、鶴岡の片田舎。 不思議な不思議なところである。