安丹のだだちゃ豆
「だだちゃ豆」とは変わった名前の枝豆である。
以前からその由来には諸説がある。伊達地方からきた
伊達の茶豆がいつの間にかなまってだだちゃとなった
という説。あるいは酒井の殿様が豆好きでいつも城に
届けられる豆を「今日はどこのだだちゃ(親父さん)の豆
だ」と聞く。「小真木のだだちゃだ・・・。」「安丹のだだちゃ豆
だ・・・」と答える奥方。 それからだだちゃになったとか。
いずれにしても変わった呼び名だ。
ずっと前からこの辺ではだだちゃ豆を作っていた。家ではいつごろから作っていたかは定かではない。以前は米の作付けが主流で畑のものはお母さんたちの仕事。いろんなものを作っては近所の八百屋に持っていったりあるいは町に持っていって細々と売っていた。豆は田んぼのくろ(畦畔)でも作られていた。
ミュンヘンのビアホール
「ホーフブロイハウス」のビアマグ。
「越後ビール」の地ビール。
皿一杯のだだちゃ豆。
あんたん
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NHK「きょうの料理」 1999年8月号 素材発見の旅 海の幸山の幸 掲載 |
NHK「男の食彩」 2000年8月号 全国うまいもの名鑑に掲載 |
新潮文庫 2001年初版 日本の朝ごはん 食材紀行 掲載 |